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ANGE(アンジュ)女子プロレス [1]

リプレイ未満の「サバイバー2」書きなぐりプレイメモです


■ かってにSSS (すっごくショートなストーリー) *0

「…買いかぶりすぎじゃ、ないんですか?」
 少女──菊池理宇は、持ち前の明るさより戸惑いの方がより多く含まれた声とともに、目の前に置かれた名刺を取り上げた。
 ANGE女子プロレス…女子プロレスに詳しい菊池も知らない名前だが、それもそのはず。理宇の地元でもあるここ宮城県を本拠に旗揚げを目指す新団体だと言うのだ。
「社長さん自ら来ていただいたっていうのは、何ていうか、光栄なんですけど…」
 春の陽射しが暖かさを運ぶ喫茶店のテーブルに名刺を戻し、少し相手の方へと差し戻す。その手がオレンジジュースのグラスに当たり、氷が微かな音を立てた。
「ご存知なんですよね? 私、新女の入団テスト、二回も落ちてるんですよ?」
 一度目の不合格をバネに精一杯のトレーニングを積み、今度こそと臨んだ今年の新日本女子プロレス入団テスト。その場で言い渡された再びの不合格に人目もはばからず大泣きしたあの日から、まだ一月と経ってはいない。
「そんな私なんかを、地元だからって一番にスカウトなんて…信用できないっていうか」
 視線を落とした理宇に対し、目の前に座ったスーツ姿の男は静かに、しかし熱意ある説得を続けた。実績あるレスラーの招聘も重要だが、それ以上に有望な新人を得られる機会は大切で、かつ限られている。新女でのテスト結果を知っていても、いや、その詳細を知ったからこそ惜しい人材だと感じている。才能の有無よりもその差をカバーできるだけの努力を知っているところに惹かれた…数々の言葉は確かに理宇の心を揺さぶった。
「で、でも…」
 自信が持てない。そう告げようとした理宇の言葉は、男が最後に付け加えた一言で喉の奥に飲み込まれた。
──君自身は、プロになることを諦められるのかい?
 理宇の脳裏に、一人のレスラーの後ろ姿が浮かんだ。
かつて一度だけ見た新女の興行で、場外乱闘に巻き込まれそうになった理宇を身を挺してかばってくれた新人選手。
 その選手がめきめきと頭角を現して女子プロレス雑誌やテレビで見かけるようになってからも、理宇の心には自分をかばったあの時の後ろ姿が焼きついていた。
 あの人みたいになりたい。その一心が、理宇に決して向いているとは思っていないプロレスラーへの道を決意させたのだ。
 そして今も、夢を断たれたと思っていた今でも、その気持ちとその姿だけは、消えずに残っていた。
「……やっぱり、私……」
 うつむいた理宇の呟きに男が再度の説得を試みようと身を乗り出した時、理宇は勢いよく顔を上げて、笑顔を見せた。
「やっぱり、私、やります! お願いします!」
 大きすぎるほどの声に周りの客の目を集めつつ、先ほどまでとは別人のような元気さに戸惑う男を、理宇は真っ直ぐに見つめて宣言した。
「やらせてください! やっぱり、私…プロになりたいんです!」
──いつか見た、あの背中に追いつくために。

 理宇には、知る由もなかった。
 新女の入団テスト。成績は人並みでもひたむきな努力を見せていた彼女に目を留めた選手がいたことを。
 選考会議でも理宇を最後まで推してくれていたことを。
 その人が、不合格に大泣きしていた彼女の惜しさを週刊レッスルの記者に語ったことを。
 そして、その記者からの紹介で新団体の社長が理宇を誘う気になったことを。

 今の彼女には、まだ知る由もなかった…




■ プレイスタイル
 ※最初からスタイルを決めて、というよりは結果的にこうなったという話

興行数8日興行。3パターンローテーション (=24都道府県)。
8試合まで、つまりは17人までの参加を基本とする。 *1
マッチメイクまじめに組む。評価値調整でなるべく201差を考慮。 *2
基本的に毎日観戦。
自団体選手が少人数のうちは同数の外国人選手を用意し、相手は原則外国人にするが、タイトルマッチや評価値1400超えは自団体戦も。 *3
能力値が下がりはじめた選手が出てきたら参加人数を奇数にすることでその選手(ともう1人)の試合数を減らす。
試合操作基本は否観戦。
タイトルマッチなどは(力の差がありすぎなければ)観戦&操作。自団体同士のときはチャンピオン側を操作。
操作する以上は、常に全力で勝ちに行く
練習可能な限り特訓あり。特訓対象は育てたい選手か、2〜3ヶ月成長が見られない選手。
新人は基礎中心(基+回+速が基本 *4 で、回、速が十分に上昇したら切り替え)。
コーチは全員につける。
海外遠征は結果的に「お試し」程度。
会話等会話とサイン会は可能な限り実施。
コンサートは気が向いたら。
バカンスは序盤は年1回。軌道にのってきたらイベント回収のため年2回に。
殴りこみは気が向いたら。
ベルト海外ベルトも積極的に取得&保持。
プレイ中の参考URL攻略Wiki:http://wasv.sakura.ne.jp/
公式のキャラ一覧 *5http://www.tryfirst.co.jp/was2/character.html
2chの攻略スレ
PARコード *6最終的には以下の効果を持つコードを使用
 特訓必ず成功
 スキャンダル起こっても影響ゼロ *7
 怪我しない
 選手の一部パラメータ詳細閲覧
 AP1000以下なら1000に (困ったときのみ使用)




■ プレイメモ その1

[プレイ開始]

あああああっ、ついに、ついにレッスルエンジェルスがまた遊べるんだあっ!

…と、ひとしきり感動した後、群雄を選択。本拠地は個人的に馴染み深い宮城県。
団体名の「ANGE女子プロレス」は、「天使だから」という単純な理由で「3」「SUPER」「サバイバー」でも使っていた名前の一つ。
団体数は 4。新女以外は旧作でも登場の太平洋とWARSにて。 ファイナルシリーズまでの年数はひとまず 8年で (後で減らすことに)。

[1年目]

藤島 旗揚げメンバーは、旧作からお馴染みの新女同期、菊池理宇(16)&藤島瞳(16)ペアと、サバイバーではお世話になった伊達遥(16) *8。そして、ストイックタイプの新キャラ、桜井千里(17) *9
桜井がそこそこの評価値を持っているもののいずれも若手ばかりで、さすがに評価値・実力ともに不安はあり。

ジュニアの高評価値選手・ソニックキャットの獲得を画策しつつ、とりあえずAAC&フリー外国人 *10との提携で 8人を揃え、旗揚げ&巡業開始。

最初は新要素・集中巡業を試すも、県の人気を上げるためならともかく金銭(AP)的にはあまり効果が無さそうなので、結局は前作同様の 8日×3ローテーションパターンに。
ちなみに、興行組み合わせは前作で使用した大会場分散型をそのまま↓ *11
 1.福岡、西北海道、広島、神奈川、新潟、大分、山口、群馬
 2.東京、愛知、鹿児島、宮城、兵庫、京都、千葉、岡山
 3.埼玉、大阪、三重、福島、静岡、長崎、徳島、富山

ディアナ なかなか儲けが出ない状況に苦しみつつも、9月には新人・ディアナ・ライアル(15) *12を獲得。

続いて10月には、フリー選手に名を連ねてきたソニックキャット(18) *13も加入。ソニックはこの後長い間、団体内のトップ評価選手として君臨し続けることに。

その後、年末のEXタッグリーグ戦は勝てるわけがないのでスルー。
なんとか2000席程度の会場を埋められるようになったところで GWAとも契約。1年目を終える。

[2年目]

4月に、待望の武藤めぐみ(15) *14獲得。
当然(?)、めぐみだけでなく同期の千種も獲得する予定 *15ながら、千種の登場は10ヶ月後。…「めぐみに追いつけない千種の図」が出来上がってしまいそうな予感あり。

この頃、AACの契約を新女に取られ、突然の提携解除。
ターン順が自団体→新女だったこともあってリカバリができず、その月はいきなり寂しい興行になってしまう。*16
結局は翌月、経済的痛手に文句を言いながらも、いまだフリー状態だったTWWAと提携。
また、ソニックのGWAジュニアベルト奪取もこの頃。(実力的にはもっと早く取れたはずだけど。)
団体初所持のベルトを記念したわけでもないが、自団体のヘビー級ベルトを創設することに。
但し、ソニックにこのベルトまで持たせる気にはなれず、二番手の桜井もまだ未熟だったため、ベルトは秋口まで誰の腰にも巻かれず放置状態。

秋になって、外国人の二番手選手あたりならまず勝てるようになった桜井とジャニス・クレア *17 でANGEヘビー級王座決定戦を開催。もし負けたら団体の面目が…ということもあって気合を入れて戦った結果、順当に桜井が戴冠。

ソニック 12月のEXタッグリーグには、ソニック&桜井という自団体評価値No.1,2タッグで参戦。さすがにまだ勝てないか…と思っていたものの、強力な外国人レスラーが出てこなかったこともあって、意外にも優勝を飾った。
ちなみに最優秀選手は二年連続で理沙子さん。来年こそはうちの選手に取らせたい。

年が明けると、EXタッグの賞金等を使って、グッズショップと飲食店を地元・宮城他に設立。

2月には、予定通り結城千種(15)を獲得。成長が楽しみなものの、最優秀新人のめぐみをどこまで追えるのか。

サイン会をやっている主要都市なら5000人程度の会場を埋められるようになってきたあたりで2年目も終わり。そろそろ、菊池あたりにもジュニアベルトを取らせてあげたいところだが…


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*0 "すっごくしょっぱいストーリー" でも可。菊池が新女に入ってない経緯をかってに妄想。
*1 9試合以上だと縦スクロールしていろいろうざいのです
*2 試合で評価値201以上の差がつくと、低い方の経験値の伸びが最大。詳細は攻略wikiや攻略本参照のこと
*3 1400あたりを超えるとカオスやモーガン相手でも試合経験値が入りにくくなるので
*4 バグなのか、基礎全般では回復と速さが(ほぼ?)上昇しないため
*5 「愛」未プレイということもあって、知らない新キャラが結構多いため
*6 筆者は1人用ゲームの改造コード使用を禁忌とはしていません。ただ、無敵とかお金無限とかレベルMAXとかを好むほど無節操でもなく、"時間節約とストレス軽減のためのほどほどの使用" を心がけてる…つもりです
*7 今回のプレイでは結局スキャンダルイベント自体が起きませんでしたけど
*8 前作サバイバーでは高い資質で頼りになった伊達っちも、今回は資質Bに下がってしまいました…
*9 斉藤、神田タイプの新キャラか…と思って何の気なしに選んだ桜井さんですが、その後すっかりお気に入りに
*10 今回の外国キャラデザ変更は個人的にはイマイチ。いや、決して嫌いではないものの、旧作や前作とのギャップがね
*11 律儀にこれを守ると、同月内ドーム全会場制覇ができない…
*12 「愛」未プレイのため初対面。この子があんなに社長好きっぷりを発揮する子だとは思ってませんでした
*13 「愛」未プレイのため (←しつこい) ディアナとの師弟関係は知りませんでした。なので連続獲得は偶然でス
*14 サバイバー以降、性格が変わった感のあるめぐみですが、それでも「3」以来変わらずの ひいきキャラです
*15 制作側で大人の事情があったらしいサバイバーでは、結局一度も千種を使いませんでした。今回はイベントもあるし髪も短めに戻ったし、問題無し!
*16 少しだけ、市ヶ谷のJWI事件後の新女の気分 (「2」「V2」参照) が味わえたような?
*17 キャラデザインのこともあって、この人が「SPECIAL」のジャニスのこととはしばらく気づきませんでした。ハイ


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